直立不動で立ちながら、首だけはユックリと左右に
振り続ける兵隊さんがいた。
5メートルはあろうかと思われる白く高い壁に囲まれた、
とある大邸宅の門前に彼らは立っている。
オリーブ色の軍服を着た彼らは門の左右に一人ずつ立ち、
ゆっくりと首を左右に振り続ける。
最初は工事現場にあるようなロボットかと思ったのだが、
本物の人間あった。
たぶん周囲を警戒してますよ~っていう「警戒のポーズ」と
いったところだ。
プラタナスの美しい並木が続く、高級住宅街の一角には
似つかわしくない緊張したシーン。周囲に人影は無い。
うーむ。俺も視界に入っているかな?と恐る恐る彼らの前を
通過すると、前方から1列縦隊の兵隊さんたちがザッザッザッと
迫ってくるではないか。
このままでは正面衝突してしまう。それに業務用Zビザを持っている
身として会社に迷惑をかけてはイカン。
とっさに道路をソソクサ~と横断し、反対側の歩道に逃げる。
「ボクは日本のサラリーマンでーす。出稼ぎに来てるだけです。
ちょっと道に迷っちゃって」と心の中で何度も唱えながら、
足早に大通りに逃げていったのであった。
5メートルはあろうかと思われる白く高い壁に囲まれた、
とある大邸宅の門前に彼らは立っている。
オリーブ色の軍服を着た彼らは門の左右に一人ずつ立ち、
ゆっくりと首を左右に振り続ける。
最初は工事現場にあるようなロボットかと思ったのだが、
本物の人間あった。
たぶん周囲を警戒してますよ~っていう「警戒のポーズ」と
いったところだ。
プラタナスの美しい並木が続く、高級住宅街の一角には
似つかわしくない緊張したシーン。周囲に人影は無い。
うーむ。俺も視界に入っているかな?と恐る恐る彼らの前を
通過すると、前方から1列縦隊の兵隊さんたちがザッザッザッと
迫ってくるではないか。
このままでは正面衝突してしまう。それに業務用Zビザを持っている
身として会社に迷惑をかけてはイカン。
とっさに道路をソソクサ~と横断し、反対側の歩道に逃げる。
「ボクは日本のサラリーマンでーす。出稼ぎに来てるだけです。
ちょっと道に迷っちゃって」と心の中で何度も唱えながら、
足早に大通りに逃げていったのであった。
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