2004年6月18日金曜日

あ〜緊張した

 直立不動で立ちながら、首だけはユックリと左右に

振り続ける兵隊さんがいた。


5メートルはあろうかと思われる白く高い壁に囲まれた、
とある大邸宅の門前に彼らは立っている。

オリーブ色の軍服を着た彼らは門の左右に一人ずつ立ち、
ゆっくりと首を左右に振り続ける。


最初は工事現場にあるようなロボットかと思ったのだが、
本物の人間あった。

たぶん周囲を警戒してますよ~っていう「警戒のポーズ」と
いったところだ。

プラタナスの美しい並木が続く、高級住宅街の一角には
似つかわしくない緊張したシーン。周囲に人影は無い。


うーむ。俺も視界に入っているかな?と恐る恐る彼らの前を
通過すると、前方から1列縦隊の兵隊さんたちがザッザッザッと
迫ってくるではないか。

このままでは正面衝突してしまう。それに業務用Zビザを持っている
身として会社に迷惑をかけてはイカン。


とっさに道路をソソクサ~と横断し、反対側の歩道に逃げる。


「ボクは日本のサラリーマンでーす。出稼ぎに来てるだけです。
ちょっと道に迷っちゃって」と心の中で何度も唱えながら、
足早に大通りに逃げていったのであった。

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高尾駅ホームの弾の跡

 こちらは中央線高尾駅1番2番ホームの弾の跡。こちらは航空機から射出された弾は旧レール製の柱を貫いている。沿岸の都市だけではく、内陸の八王子まで空襲されるとは驚いたことであろう。こちらも駅の再開発でどうなってしまうのか。保存されるのであろうか気になる。