」(ロイター 2007年10月29日)
トルコからの報道によると、すでにザホ周辺にペシュマルガが集結し、
高射砲などの準備を整えているとのこと。
イラクのクルド自治区は1992年の「独立」以来、すでに15年間、
主要政党であるKDPとPUKとの「内戦」はあったもののの、
なんとか「国家」として体制を整えてきた。
トルコも本気。
バルザーニ「大統領」も「防衛する」と明言しており、これも本気だ。
そもそも話す相手が違っている。トルコ政府が話すべき相手は
バグダッド政府ではなく、エルビル(ハウラゥイ)政府だろう。
今から14年前の1993年10月、あの「ドーハの悲劇」の10月。
僕は侵攻して来るトルコ軍の軍事車両とヘリコプターの黒い黒い群れの中を、
その群れが向うのと逆方向、ザホからハーブルの国境まで逃げた。
あの乾いた茶色い山と山の、空が青く、雲の陰がきれいに映える茶色い谷間を、
トルコ軍のヘリコプターの群れが、その青空に撒いた胡麻みたいに埋め、トルコからイラクに攻め入る光景を忘れない。
このニュース。センチになってしまう。
ちなみに10月28日のNHKスペシャルは、ついうっかり
ウトウト寝ていて見逃してしまった。
昨夜に再放送をやっていたのに、それも見逃してしまった。
うむむ。
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