2007年11月1日木曜日

トルコ軍の本気度は高い。

 「イラク外相、トルコによる越境攻撃は破滅的な結果招くと警告

」(ロイター 2007年10月29日)

トルコからの報道によると、すでにザホ周辺にペシュマルガが集結し、
高射砲などの準備を整えているとのこと。



イラクのクルド自治区は1992年の「独立」以来、すでに15年間、
主要政党であるKDPとPUKとの「内戦」はあったもののの、
なんとか「国家」として体制を整えてきた。

トルコも本気。
バルザーニ「大統領」も「防衛する」と明言しており、これも本気だ。

そもそも話す相手が違っている。トルコ政府が話すべき相手は
バグダッド政府ではなく、エルビル(ハウラゥイ)政府だろう。


今から14年前の1993年10月、あの「ドーハの悲劇」の10月。

僕は侵攻して来るトルコ軍の軍事車両とヘリコプターの黒い黒い群れの中を、
その群れが向うのと逆方向、ザホからハーブルの国境まで逃げた。

あの乾いた茶色い山と山の、空が青く、雲の陰がきれいに映える茶色い谷間を、
トルコ軍のヘリコプターの群れが、その青空に撒いた胡麻みたいに埋め、トルコからイラクに攻め入る光景を忘れない。

このニュース。センチになってしまう。


ちなみに10月28日のNHKスペシャルは、ついうっかり
ウトウト寝ていて見逃してしまった。

昨夜に再放送をやっていたのに、それも見逃してしまった。

うむむ。

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高尾駅ホームの弾の跡

 こちらは中央線高尾駅1番2番ホームの弾の跡。こちらは航空機から射出された弾は旧レール製の柱を貫いている。沿岸の都市だけではく、内陸の八王子まで空襲されるとは驚いたことであろう。こちらも駅の再開発でどうなってしまうのか。保存されるのであろうか気になる。