2005年10月2日日曜日

枯れない花があるらしい

 最近「プリザーブドフラワー」という、生花を加工して枯れなく

したものを時折見る。

企業の受付や個人宅のリビング、病院の待合室などで見たことが
ある。

永遠に枯れないわけではなく、3年から5年くらいはもつ
らしい。

個人的にはなんとなく気色悪いです。
剥製というかホルマリン漬けというかロボットというか、
プリザーブドフラワーを見るといろいろと感情が湧いて
きます。

そもそもなぜ花を飾るのだろうか。

「花のある普段の生活」について少し考える。お葬式や結婚式、
お祝いなどの慶弔ごとについては除く。

「花を飾る」ってのは時間や理由や人に飾るわけじゃなくて、
まず場所なんだよね。でも「花を持たせる」ってのもあるな。

場所。

・その場所を華やかにしたい。
・生き物が好き。魚や犬猫は飼えないけど花ならOK.

なるほど。

ではなぜプリザーブドフラワーなのか。

・世話の手間を省ける
・長い期間美しさを保てる

う~む。手間いらずで場所を華やかに保つことができるってワケね。

ではちょっと他の例で考えてみたい。

ペットを飼っていた人が、ペットが死んだアトに剥製にして
飾って喜ぶ?プリザーブドペット?

レーニン、ホー・チ・ミン、金日成、毛沢東など、彼らは
プリザーブドマン?

ドライフラワーとの感じ方の違いはなんだろう。
「時間の経過」があって、だんだん枯れてくるのが
生き物らしく感じるのであろうか。

造花にはニセモノ感があるので、ちょっと違うな。

プリザーブドフラワーを作る人は死体加工業、剥製職人、
エバーミング職人なのか?

うーむ。だんだんネガティブになってきたぞ。


仮説だけど、生き物として花を好きな人は、プリザーブドフラワーは
好きじゃない。花を飾りたいけど世話が面倒臭いと感じる人は好き、
ということなのではないだろうか。


ちなみに「季節感」という、花を飾るのに大切な要素が抜けて
いるのも、個人的にはネガティブである。

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高尾駅ホームの弾の跡

 こちらは中央線高尾駅1番2番ホームの弾の跡。こちらは航空機から射出された弾は旧レール製の柱を貫いている。沿岸の都市だけではく、内陸の八王子まで空襲されるとは驚いたことであろう。こちらも駅の再開発でどうなってしまうのか。保存されるのであろうか気になる。