「トイレだって海外へ 生活文化を輸出する困難さに挑むTOTO」(「NBonline」より
上海に住んでいたときのこと。
とあるお世話になっている方(上海人)からこんな依頼をいただいた。
「こんど日本に一時帰国する際に、日本で買ったウォシュレットを持って帰って、修理に出して欲しい」
詳しく聞くと、彼が新しく買ったマンションのトイレにウォシュレットを取り付ける際、業者が変圧器に繋げずに、コンセントの変換機を付けただけで電源を入れてしまったとのこと。
そのために使えなくなってしまったらしい。
ただウォシュレットの便座をそのまま裸で日本に持って帰るのはちょっとなぁ。肩にかけて持って帰ろうか・・・、また便座を持って上海に帰ってくるのもなぁ、などと考えて「今度考えておきます」と答えてしまった。
当時(04年)の上海には、日本のトイレメーカーでちゃんと販売体制が整っていたのは、INAXだけだったので、TOTOは現地で修理できないと言われていた。今はショールームもあるらしいので、こんなことは笑い話だろうね。