2007年12月17日月曜日

「偽」が出回るきっかけ

 実は富山県には泊まったことがない。


立山黒部アルペンルートも行ったことがない。

妻と、次に2泊以上で旅行するなら富山・青森・伊勢のどれか、という
話をしている。

富山に行ったら、やっぱり鰤を食べたい、と思っていた。


ところが今年は大変な不漁だという。

「氷見・永芳閣の女将と板前のおいしい日記」

鰤を売りにしている観光地にとって、その産物が不漁とは
大変難しい話だ。

北海道で鮭が遡上してこなかったら・・・。
茨城でアンコウが捕れなかったら・・・。
北陸から山陰にかけて、カニが捕れなかったら・・・。
佐賀関で鯖や鯵が捕れなかったら・・・。

他の産地から産地偽装で持ってきちゃう業者が
出てくるよね、やっぱり。


旅行者も、ついついその地に行けば、名物が食べられると
思ってしまう。

でも相手は生物。価格は市場で決まる。

年によって、漁獲高が違うのは当たり前。


1泊2食12,000円の宿で、鰤の刺身が去年は
10切れ付いてきたが、今年は3切れ、ということは
十分ありえるのだ。


都会から来る旅行者に、この当然ともいえる価格決定
システムが理解されるのだろうか。


日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ今年の漢字は「偽」
だったそうだ。


氷見に「偽」が出回った、と話題にならないように祈る。


でも「偽」って何だろうか。

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高尾駅ホームの弾の跡

 こちらは中央線高尾駅1番2番ホームの弾の跡。こちらは航空機から射出された弾は旧レール製の柱を貫いている。沿岸の都市だけではく、内陸の八王子まで空襲されるとは驚いたことであろう。こちらも駅の再開発でどうなってしまうのか。保存されるのであろうか気になる。