2005年10月29日土曜日

130万円の驚き

 まいどーも、よしばです。


え~、今日は堅い話&ちょっと驚いた話です。

みなさん、健康保険には入っていますよね。
国民健康保険や一般の健康保険、共済組合などの制度により、
医療保険制度を受けていらっしゃると思います。

私がいる会社は健康保険でも、主に小規模事業者が加入する
政府管掌健康保険、いわゆる政管健保を利用しています。

で、9月にこの政管健保では「政府管掌健康保険の定期的な被扶養者の認定状況の確認」という事業が現在進行しております。

私の場合ですと、「君の被扶養者(つまり妻)はちゃんと被扶養者の
要件を満たしているかどうか、証明するための書類を提出する
ように」ということを要求されております。

先週会社の総務から、これに関する書類を渡されました。

「奥さんの所得が130万円以下だったら被扶養者だから、それ以上
だったら被扶養者から外れるからね」

と言われました。

この130万円という数字、以前社会保険労務士の番組を制作
していたので、何となく覚えておりました。

ううむ。妻はちゃんと仕事しているし、もしかしたら被扶養者から
外れてしまうかもしれん。そうしたら妻は国民健康保険ということに
なり、別途保険料を支払わなくてはならなくなる。

ということで、130万円というのが一体どんな法律で決められているのか
調べてみたくなったのでした。

早速社会保険庁のページにある「被扶養者とは」を確認しました。


おかしいな~、130万円ってどこにも書いてないや。


googleで「被扶養者」「130万円」と検索すると、どこのページにも
「被扶養者の認定は年間収入130万円未満の人」と出ております。

でも社会保険庁には出ていない。ワケワカランな~。

ということでいろいろ探してみました。

その結果驚くことが・・・。

この「130万円」って数字ですが、厚生労働省法令等データベースシステム
にありました。

収入がある者についての被扶養者の認定について

つまり「通知」ってやつだったのです。

では「通知」ってなんだろうと思って調べましたよ。

「国家行政組織法」14条の2に「各省大臣、各委員会及び各庁の長官は、その機関の所掌事務について、命令又は示達するため、所管の諸機関及び職員に対し、訓令又は通達を発することができる。」とあるんですね。

ところが「通知」ってのはなかったんです。

で、フリー百科事典の「ウィキペディア」によると、通知ってのは省内の内部向け文書らしい。

法令には「憲法」「条約」「法律」「命令」「告示」「訓令」「通達」
と強さの順番があるそうなのですが、どうも「通達」と「通知」って
似たような順番らしいです。

ということで、結構下のランクで「130万円」というのが
決められておりました。


ということはですよ、実は「130万円」ってのは厚生労働省の中で
国会のチェックもなしに勝手に決められているんですね。


知らなかった~。全然根拠ないじゃん。


ところがまた驚くことがありました。
この省庁が国会の審議を経ずに勝手に決めたルールってのが、なぜか
司法の場で拘束力を持ってしまうらしいのです。

10月29日付け東京新聞の特報面でこれに関する特集が掲載
されております。

「役所の裁量 人生ほんろう」という記事です。


いや、驚きました。勝手にお役人が国会のチェックもなしに作った
内部向けのお知らせが、なぜか司法で「効力がある」と判断されて
いるとは・・・。

恥ずかしながら、日本の法律がこんな状態だったとは、全く知りませんでした。みなさん御存知でした?結構普通に知れ渡っているんですかね?
文学部だったのがいけなかったのでしょうか。

いや~、法律を知らないって、本当に恐ろしいですね。

2005年10月21日金曜日

今岡昌子写真展

 たびたびお知らせです。


私の親しい友人のカメラマン、今岡昌子さんが本日(21日)より
中国関連の写真展を東京・新宿で開きます。

15日に写真集「天山南路ーAround the Taklamakan Desert」(冬青社)
を刊行し、それにあわせての写真展です。

題名:「新疆ウイグル自治区」―原像を求めて―
期間:10月21日(金)~31日(月)
場所:コニカミノルタプラザ ギャラリーC


僭越ながら私は本日新宿で行われた写真展のオープニングパーティーの
司会を、友人の白川由紀と2人で勤めさせていただきました。


もし機会がございましたら、ぜひいらしてください。

2005年10月20日木曜日

岡本さん『上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔』出版!

 まいどー、よしばです。

今日は久々に広い青空で、洗濯できて嬉しい朝でした。


私の上海時代の友人が書いた本が、20日に出版されました。
『上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔』

(それにしても楽天でアマゾンのリンク貼れないのね。ケチ)

中国での販売は難しそうですが、日本では問題ありません。
もしよろしかったら、ぜひご覧下さい。

ちなみに妻がイラストを担当しております。

(以下転載)


■新刊のお知らせ
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「将来の中国ビジネスを動かしていくリーダーたちの価値観とは?」

書名:『上海のMBAで出会った 中国の若きエリートたちの素顔』

胡錦涛国家主席の娘も在籍していた、
中国のトップビジネススクールに留学した著者が、
同級生である超エリート中国人と
歴史認識問題や反日感情などについて
本音で語り合った1年半の記録

著者:岡本聡子
出版社:株式会社アルク(http://www.alc.co.jp/)
--------------------
刊行形態:単行本
サイズ:四六判(左右127mm×天地188mm) 240ページ
定価:本体1,600円+税
発売日:2005年10月20日
ISBN:4-7574-0915-X
--------------------
■説明:

 胡錦涛国家主席の娘も在籍していた、中国のトップビジネススクールに留学し
た著者が、同級生である超エリート中国人と歴史認識問題や反日感情などについ
て本音で語り合った1年半の記録です。
 著者がCEIBS(上海にあるビジネススクール)在学中に発行していた1年
間限定のメールマガジンを単行本化しました。2500人以上の読者をもち、4
00通以上の反響のメールが届いた人気コンテンツです。2004年はサッカー
のアジアカップ、2005年は反日デモなどで日中関係が注目されました。今後
も、経済関係の深まりとともに注目され続けるでしょう。本書は、中国や中国人
を単一的な見方で結論付けるものではなく、著者の視点で中国のビジネスエリー
トの姿を鮮明に描くものです。

■出版社からのコメント:

 将来の中国ビジネスを動かしていく、リーダーたちの価値観を理解するのに役
立つ一冊です。中国ビジネスに関わっている人、またはこれから関わろうとする
人、日中関係に興味がある人に特にお勧めします。中国人との付き合いの中で起
こりうる問題を解決するためのヒントがここにあります。

■著者からのコメント:

 今、日本のメディアを通して知ることのできる中国は、マクロ分析や、反日的
な映像が多くを占めています。中国ビジネスにおいては、今後の中国を担う人々
――CEIBSに通うような若い中国人エリートたち――を知らずに、大局的な
判断はできません。
 本書は、CEIBSで親交のあった同級生についてのみ、書いたものです。彼
らの言動や価値観を、すべての中国人に当てはめることはできませんが、中国の
エリート層について大体のイメージをつかんでいただければ幸いです。現在、両
国は微妙な関係にあります。既存メディアがつくる中国のイメージを超えて、ひ
とりひとりの中国人を思い描いていただくことで、皆さまの理解の助けになれば
と思います。

■著者について:

岡本聡子(おかもと さとこ)
1976年生まれ。大阪府出身。早稲田大学法学部卒。外資戦略系コンサルティ
ング会社に4年間勤務した後、上海のCEIBS(中欧国際工商学院)に留学
し、MBAを取得。

2005年10月12日水曜日

コンデショナー類が使えません

 今日は久々に晴れたので、6時におきて洗濯機動かして洗濯物

干しました。嬉しいです。

さて、私もそろそろ35歳。前立腺と老眼と髪の毛が気になる年頃です。

父も亡くなった祖父も髪の毛が薄かったので、その運命は逃れ
られないと今から覚悟しています。父は頭頂部から全体に、
祖父は前から薄くなっていきました。

どっちかというと、カッパ禿げよりは前から行きたいと切に
願っています。

が、残念ながら現実は思うとおりにいかないものです。

最近頭頂部付近が怪しい雲行きになっているようです。当然
頭頂部は自分では見えないので、妻談です。

この悲劇を避けるためには、早寝早起きノーストレス、という
のが古からのアドバイス。

それに加えて、僕ができる対策は「シャンプー」です。

髪の毛が短いのでかなり洗いやすく、しっかりシャンプーして
ケアなの汚れと油を洗い流します。

しかし「トリートメント」「コンディショナー」「リンス」の
類は使いません。(ちなみにこの3種を総称する言葉は何でしょう?
「ポストシャンプー類?」)

いや、何か恐怖感があるのです。

それらポストシャンプー類を使うと、何となく髪の毛によくないような
気がするのです。

なぜでしょう。

ポストシャンプー類を使うと髪の毛がしっとりします。そして
なぜかすすいだあとの肩とか顔が少しヌメる感じがします。触れない
けど、とうぜん頭皮もこのヌメリ気が表れていると思います。

このヌメリ気が、なんとなーく毛穴をふさいでしまうのでは
ないか、と感じてしまうのです。

そのヌメリ気はポストシャンプー類によって、体毛までも
しっとりしてしまったからだ、というのはわかるのです。

わかるのですが、なんとなくポストシャンプー類の化学物質が
毛穴に溜まってしまうのではないか、ひいては髪の毛の生育に
よくないのではないか、と思ってしまうのです。

シャンプーはすすぐと髪の毛もキュッキュキュッキュするので、
含まれている化学物質もちゃんと「洗い流されている感じ」がして
気になりません。


「気になるなら使わなきゃいいじゃん」


ごもっとも。

というわけで、洗髪はシャンプーだけ使います、というお話でした。

2005年10月4日火曜日

快適通勤のために

 まいどーも、よしばです。


通勤経路のお話です。

西武池袋線から中目黒の通うには、普通池袋から渋谷もしくは
恵比寿まで埼京線を使います。

しかし僕は使いません。

西武池袋線~有楽町線~(永田町)~池尻大橋と通勤しています。
会社は池尻大橋と中目黒のちょい中目黒寄りにあります。

先日西武池袋の定期売り場で西武線から渋谷までの定期の申込書を
出したら、当然のごとく埼京線経由の定期が発券されました。
当然すぐに気づいてキャンセルしたけど。

なぜ有楽町線~永田町経由なのか。定期代も最安値(埼京線経由の
中目黒)で計算する会社負担分より2千円/月ほど多く自費で
支払っています。

理由は簡単。

埼京線が嫌いなのです。

雰囲気が嫌いなのです。乗っている人たちもなんとなくイヤなのです。

・疲れている人が多い(気がする)
・酔っ払いが多い(気がする)
・喋っている人がいなくて車内が暗い(気がする)
・いつも混んでいる(たぶん)
・ホームが端っこで遠い(事実:新宿・渋谷)

同じ池袋~渋谷間を走っている山手線・湘南新宿ラインでは
あまりイヤ度は感じないのです。

なぜなのでしょう。

「疲れている人が多い」「酔っ払いが多い」
→バブル期に開業→高い金利で持ち家→重いローン負担→
長時間通勤→ストレス

「喋っている人が少ない」
→ストレス→疲れきっている
→新興住宅地→会社で同方向に帰る人がいない

「いつも混んでいる」
→ラッシュ時で朝は上り、夜は下りに乗るから。

「ホームが端っこ」
→「渋谷」は別の駅だろう。「並木橋」か? 新南口は桜丘にも階段作れ。

あと山手・湘南新宿ラインに比べて車両も古いね。


ではどうすれば埼京線で通勤したくなるだろう。

・とりあえず車内の照明を明るくする
・車内アナウンスを何言ってるかわからん車掌の肉声ではなく、
 爽やかな女性の録音音声で。
・ついでにホームの構内放送も、ボリューム下げて叫ぶのを
 やめて必要最小限にして「慌し感」を下げる。
・こまめにホームの清掃をする
・車内広告を「パチンコ」「たばこ」などをやめて、「おっさん度」を少なくする。


以上東急線で感じることでした。

2005年10月2日日曜日

枯れない花があるらしい

 最近「プリザーブドフラワー」という、生花を加工して枯れなく

したものを時折見る。

企業の受付や個人宅のリビング、病院の待合室などで見たことが
ある。

永遠に枯れないわけではなく、3年から5年くらいはもつ
らしい。

個人的にはなんとなく気色悪いです。
剥製というかホルマリン漬けというかロボットというか、
プリザーブドフラワーを見るといろいろと感情が湧いて
きます。

そもそもなぜ花を飾るのだろうか。

「花のある普段の生活」について少し考える。お葬式や結婚式、
お祝いなどの慶弔ごとについては除く。

「花を飾る」ってのは時間や理由や人に飾るわけじゃなくて、
まず場所なんだよね。でも「花を持たせる」ってのもあるな。

場所。

・その場所を華やかにしたい。
・生き物が好き。魚や犬猫は飼えないけど花ならOK.

なるほど。

ではなぜプリザーブドフラワーなのか。

・世話の手間を省ける
・長い期間美しさを保てる

う~む。手間いらずで場所を華やかに保つことができるってワケね。

ではちょっと他の例で考えてみたい。

ペットを飼っていた人が、ペットが死んだアトに剥製にして
飾って喜ぶ?プリザーブドペット?

レーニン、ホー・チ・ミン、金日成、毛沢東など、彼らは
プリザーブドマン?

ドライフラワーとの感じ方の違いはなんだろう。
「時間の経過」があって、だんだん枯れてくるのが
生き物らしく感じるのであろうか。

造花にはニセモノ感があるので、ちょっと違うな。

プリザーブドフラワーを作る人は死体加工業、剥製職人、
エバーミング職人なのか?

うーむ。だんだんネガティブになってきたぞ。


仮説だけど、生き物として花を好きな人は、プリザーブドフラワーは
好きじゃない。花を飾りたいけど世話が面倒臭いと感じる人は好き、
ということなのではないだろうか。


ちなみに「季節感」という、花を飾るのに大切な要素が抜けて
いるのも、個人的にはネガティブである。

高尾駅ホームの弾の跡

 こちらは中央線高尾駅1番2番ホームの弾の跡。こちらは航空機から射出された弾は旧レール製の柱を貫いている。沿岸の都市だけではく、内陸の八王子まで空襲されるとは驚いたことであろう。こちらも駅の再開発でどうなってしまうのか。保存されるのであろうか気になる。